さて本題です.
まず準備物
- Linux(AZをUbuntu化したときの諸々のパッケージが入った状態)
- パーティション5のバックアップデータ
- AZ本体
- USBケーブル
何よりもパーティション5のバックアップデータがないとどうしようもありません.知識編でも書きましたが海外のサイトにデータが転がっているようです.入手の責任もろもろは各自の判断でお願いします.
Step1.AZ本体をFlashモードにしてLinuxと繋ぐ
やはり自分の環境では接続時が怪しいので,接続できているかチェックするためにdmesgなどで確認するといいかと思われます.
Step2,Linuxのターミナルを立ち上げ,linux4tegra/nvflashのディレクトリに移動
ここからの作業はLinuxで.
あとこんな記事を真面目に読む人だと,ディレクトリ移動とか問題無いはずなので説明はなし
Step3,次のコマンドを入力
# LD_LIBRARY_PATH=. ./nvflash –bl fastboot.bin –go
AZを今から操作するための前準備といったところ
ここまでの内容だとAZ本体には書き換え作業は一切行ってないので致命的な状態になることはない...はず
Step4,次のコマンドを入力
# LD_LIBRARY_PATH=. ./nvflash -r –rawdevicewrite 2816 2560 <path to partition5_backup.img>
この内容は実際にディスクの内容を書き換えるので注意が必要.
2816と2560という数字は実際にはパーティションテーブルの情報を確認すべきですが,おそらくコレで大丈夫のはず.気になるのであれば次のコマンドでパーティションテーブルを確認してください.
# LD_LIBRARY_PATH=. ./nvflash -w --bl fastboot.bin --getpartitiontable parttbl_az.dat
最後の<path to partition5_backup.img>については実際にバックアップした情報を元にそのファイルのある場所を指定してください.拡張子なんかもUbuntu化したマニュアルによって違うかもしれません.
Step5,リブート
とりあえずこんなもんかな?
step4の書き換え作業が一番大事なので行う際は自己責任とやらで.そもそもデータが無い人はできないし.
最後に,海外のHack系のフォーラムにバックアップデータがどーのこーのの記事があるのでリンク貼っときます.使えるかどうかは知りません.